語源には諸説があるが、江戸時代の学者新井
白石は中心部ほど酸味が強いことから「中酸
(なす)」が転じたものと述べている。
他には以下のような説がある。
- 果肉が白いことから「中白(なかしろ)」
- 風があると実らないため「風なし」
- 「甘し(あまし)」
- 「性白実(ねしろみ)」
また、ナシという名前は「無し」に通じることから
これを忌んで、家の庭に植えることを避けたり、
「ありのみ(有りの実)」という反対の意味を持た
せた呼称が用いられることがある(忌み言葉)。
しかし、逆に「無し」という意味を用いて、盗難に
遭わぬよう家の建材にナシを用いて「何も無
し」、鬼門の方角にナシを植えることで「鬼門無
し」などと、縁起の良い利用法も存在する。